18歳までをを過ごした自分の部屋には、18年分の思い出がそのまま残っている。
特に色濃いのは高校時代の記憶。あの3年間ほど、あっという間に駆け抜け、その中に大きな財産を残してきた時間はなかったかもしれない。
キラキラと輝いて、いつまでも消えない記憶。
大学生になってからも、本当にたくさんの出会いがあり、視野が広がって、忘れられない思い出がたくさん生まれた。大切な人たちもたくさんできた。十代の頃には感じられなかったことも感じるようになり、意味のあるものになった。この4年半も、本当に素晴らしい日々だった。
しかし、まだ東京に出る前の、ある意味「閉ざされた」空間で、何もかもが無知な時代であり、且つ大人になる直前の3年間だったからこそ、価値があり、そこでしか感じられないものがあったんだと思う。その時間に経験したことだからこそ、意味のある何かが生まれたんだと思う。
うまく言葉にできない、何か・・・
机の上部の本棚から、1冊の台本が顔を出していた。
「風のピンチヒッター」
誰かが言った。もう一度野球をしよう。
誰もが頷いた。もう一度野球がしたい。
その瞬間のために、風を感じよう。
その夢が始まるまでは、風を記憶しておこう。
あの夏。あの空。あの幻。
風は確かに吹いていた。
そして、風は今も吹いている。
すべては、この、野球のために!
誰もが頷いた。もう一度野球がしたい。
その瞬間のために、風を感じよう。
その夢が始まるまでは、風を記憶しておこう。
あの夏。あの空。あの幻。
風は確かに吹いていた。
そして、風は今も吹いている。
すべては、この、野球のために!
甲子園という夢舞台を目指した、とある野球部と女の子エースの物語。
高校2年の大半をついやした、県の芸術祭の開会式での演劇公演とそれにむけての活動だった。
一緒に演じた仲間達。
影で支えてくれたスタッフ。
お世話になった岡部さん、佐久間さん、平本さん、ダッシュの皆さん、監督の大塚さん。
勉強のために見に行った、迫力のお芝居。
幾度となく繰り返し繰りかえし行った練習。
6年前の秋、大舞台に響いた「続けろ!」のコールとこの台詞。
鳴り止まなかった拍手。
やり遂げた後のみんなの笑顔と涙。
演じることの素晴らしさ、一つ一つの舞台に存在する「生きている感情」と「それを人に伝えるための力」・・・そんな世界を知って、その魅力に取り付かれた時間。
この活動で得たものは、計り知れないほど大きく、大切なもの。
久しぶりに記憶の引き出しを開けてみたら、その重みが時間に比例して大きくなっていた。
みんな覚えているかな。
この2年後、大学生になった当時のキャストとスタッフ数人で、ダッシュの解散公演を見に行ったら、メンバーのみなさんが温かく迎えてくださった。
久しぶりの再会が本当に嬉しくて、みなさん本当に元気そうで・・・
お世話になった劇団員の一人だった岡部さんは、ランニングシアターダッシュ解散後、ダッシュのメンバー数人で新たに劇団を立ち上げ、現在も元気に活躍をしていらっしゃいます。
久々にブログを覗いてみたら、元気そうでした。
天国の川下さんも、ずっと仲間と一緒。
またキャストのみんなや、岡部さんたちに会いたいな(^^)
記憶がよみがえって、あの季節に戻ってみたくなった。
ずっとずっと忘れないよ。
いつか、またどこかで会いたい。
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